NLの寝言

むにゃむにゃ

グリーンの定理について説明します。

<定義>

Cは単純閉曲線、DはCで囲まれた領域とします。

このときC1 級関数 f(x, y),g(x, y) について、以下が成り立つ。 

 \oint_C (fdx+gdy) \ = \begin{eqnarray*} \iint_D (\frac{\partial g}{\partial x} - \frac{\partial f}{\partial y}) dxdy \end{eqnarray*}

 

 何を言っているかわからなくて結構! 1つずつ説明します。

(0)この公式って何が言いたいん?

積分と面積分の関係を示しています。すなわち、経路の情報で面積がわかると言っています。

(1)Cは単純閉曲線って?

単純閉曲線とは、自分とは交わらない閉じた曲線のことです。

(2)DはCで囲まれた領域って?

Cで囲まれた内側部分のことです。

(3)C1 級関数って?

微分可能で、 f'(x) \が連続だよということです。

(4) \oint_C ってどういう記号?

始まりと終わりの点が一致しているときにつかう。点の動き(経路C)を示しています(線積分

つまり積分区間は図形1周分。

(5)左辺の意味って?

左辺は点の動く道筋(経路)を示しています。 関数をDを微分した領域で積分してます

(6)右辺の意味って?

偏導関数をDで積分しています。

左辺も右辺も、微分したものを積分していますよね?なので等しい。

(7)線積分って何?

経路Cを決めて、その経路(線)に沿う積分のこと。